展示

過去のクローズアップ展示

クローズアップ展示7
ロッペン鳥ってどんな鳥?
2021.12.18(土) - 2022.04.14(木)




ペンギンみたいな見た目で潜水が得意だけど空も飛べて、北方の孤島で子育てする鳥といえば? …ウミガラスです! 独特の鳴き声から「オロロン鳥」の愛称で親しまれていますが、樺太では「ロッペン鳥」とも呼ばれていました。現在は絶滅危惧種に指定されているウミガラスの実際の姿や、大群で繁殖していた樺太の海豹島(ロッペン島)の様子を、南樺太が日本領だった頃の資料から紹介します。

クローズアップ展示2
アイヌを描いた絵師 早坂文嶺
2021.10.15(金) - 12.15(水)




早坂文嶺(1797~1867)は、出羽国山形城下(現在の山形市)の出身で、江戸時代おわりごろの弘化年間(1844~1848)には松前城下へ移り住み、絵師として活動しました。文嶺作品は、現在、アイヌの人びとのようすを描いた絵を中心に、仏画や武者の絵など、30数点が知られています。軽妙な筆づかいによる、どこかマンガを思わせる絵が特徴的です。ここでは、北海道博物館が所蔵する文嶺作品について紹介します。

クローズアップ展示2
「幕末の志士・松浦武四郎が見た、蝦夷地の湿地」
2021.08.13(金) - 10.14(木)




伊勢国(現在の三重県松坂市)出身の志士・松浦武四郎(1818~1888)は、ロシアの南下への危機感から、「蝦夷地」と呼ばれていた江戸時代おわりごろの北海道を6回にわたって踏査し、道内各地の地理的なようすやアイヌ民族のくらしぶりなど、さまざまな記録を残しました。そうした記録からは、明治時代以降の開発によって急速に失われてしまう以前の「湿地」のようすもうかがうことができます。地図や紀行文から、その一端をながめてみましょう。 ※第7回特別展「あっちこっち湿地」関連

クローズアップ展示3
「水」や「湿地」のアイヌ語地名ー山田秀三の地名調査資料からー【特別展関連】
2021.08.13(金) - 12.15(水)




知床半島の根もとにある斜里町の「斜里」、日高の沙流川の「沙流」、佐呂間町の「佐呂間」……いずれも、アイヌ語で葭などが生える湿原などを意味するサル(sar)に由来する地名です。このような、湿地・湿原や水などに関わるアイヌ語に由来する地名を、アイヌ語地名研究の第一人者である山田秀三氏(1899-1992)の資料を通して紹介します。 ※第7回特別展「あっちこっち湿地」関連

クローズアップ展示5
木村捷司の壁画「開拓」制作関連資料
2021.08.13(金) - 12.15(水)




総合展示室2階の巨大壁画「開拓」は、今から50年前、北海道開拓記念館(現在の北海道博物館)の開館にあたって、画家の木村捷司によって制作されました。このコーナーでは、壁画を描くために木村が道内各地を取材したときの写真や、壁画制作中のアトリエのようすなど、壁画の制作に関わる資料の数々を紹介します。常設展示されている完成作品とともにご覧ください。

クローズアップ展示6
たくぎん(北海道拓殖銀行)
2021.08.13(金) - 12.15(水)




1900(明治33)年4月に営業を開始した「たくぎん」(北海道拓殖銀行)。1998(平成10)年に看板を下ろすまでの約100年の歩みは、明治から平成の時代を通して、北海道の経済や産業、人びとのくらしと関係の深いものでした。ここでは、さまざまな「たくぎん」資料群のなかから、行員用の制服と、1980(昭和55)年当時の経済状況がうかがえる行外向けのポスターを紹介します。

クローズアップ展示7
アライグマのひみつ【特別展関連】
2021.08.13(金) - 12.15(水)




北海道ではすっかりおなじみになった北米原産の特定外来種アライグマ。道内に生息する中型哺乳類は他にエゾタヌキやキタキツネがいますが、イヌ科の彼らとアライグマは似ているようで全く違う動物です。毛皮の下に隠れている骨格からは色々な情報を読み取ることができます。アライグマの骨はどのような形をしているのでしょうか?一緒に「骨読み」をしてみましょう。

クローズアップ展示1
近世蝦夷地の古文書
2021.06.18(金) - 12.15(水)




アイヌ民族は文字を持っていなかったため、近世(おもに江戸時代)の北海道の様子は、和人が書き残した日本語の古文書などからさぐらなければなりません。さまざまな人びとによる古文書研究の積み重ねにより、いまわたしたちは、「蝦夷地のころ」のさまざまなことがわかります。こうした貴重な古文書を後世に残すため、整理、研究し、目録を作成し、古文書の保存につとめることも博物館の大事な仕事です。

クローズアップ展示2
新選組永倉新八の養父 松前藩医杉村介庵
2021.06.18(金) - 08.12(木)




幕府お抱えの剣客集団・新選組の幹部隊士として幕末の京都で剣をふるった永倉新八は、明治維新後の1871(明治4)年、松前藩の医師・杉村家の聟養子となって杉村義衛と名前を改めました。生まれ育った松前藩の江戸藩邸を19才の時に飛び出して新選組に参加した新八が、再び松前藩に戻ることができたのは、家老・下国東七郎の世話があったと伝えられています。今回は、新八が聟養子に入った松前藩医・杉村家にゆかりの資料について紹介します。

クローズアップ展示1
描かれたアイヌ民族のサケ漁—小玉貞晨筆『蝦夷国魚場風俗図巻』
2021.04.16(金) - 06.17(木)




『蝦夷国魚場風俗図巻』は、18世紀中ごろの蝦夷地におけるアイヌ民族と和人の交易や儀礼の様子、サケをとる場面や加工をする場面などが描かれている絵巻物です。アイヌの人たちが和人の指揮のもとでサケ漁を行い、本州へ出荷するための産物をつくっていたことを思わせるものです。今回は、地引き網を用いてのサケ漁と、筋子づくりの場面を展示します。

クローズアップ展示へ