展示

クローズアップ展示は総合展示室に7つある、資料や話題を定期的に入れ替えて展示するコーナーです。新たに収集した資料や、資料の劣化を防ぐために限られた期間しか展示できない貴重な資料も登場します。どうぞお見逃しなく!

ただいまのクローズアップ展示

クローズアップ展示1
近世蝦夷地の古文書
2022.12.17(土) - 2023.04.13(木)




当館所蔵の近世文書(江戸時代の北海道に関する古文書など)を展示します。会期中の前半(2月16日(木)まで)は「場所請負証文を読む」をテーマに村山家資料、近藤家資料の場所請負証文を展示し、後半(2月17日(金)から)は「オムシャをさぐる」をテーマに林栴家資料のオムシャ関係文書などを展示します。
【前半】場所請負証文を読む 12月17日(土)〜2023年2月16日(木)
【後半】オムシャをさぐる 2023年2月17日(金)〜4月13日(木)

クローズアップ展示2
新しく仲間入りした歴史資料たち
2023.02.17(金) - 04.13(木)




北海道博物館には、毎年、道民の方々などから、北海道の自然・歴史・文化にゆかりのある、さまざまな「資料」をご寄贈いただいています。それらの新着資料は、貴重な文化財として、既に収蔵されている18万件あまりの資料とともに、「収蔵庫」という専用の場所で将来にわたって大切に保管されつつ、展示や調査研究など、さまざまな機会で活用されることになります。ここでは、近年、新しくご寄贈いただいた歴史資料について紹介します。

クローズアップ展示3
萩中美枝さんの仕事
2022.12.17(土) - 2023.04.13(木)




北海道様似村(現様似町)生まれの萩中美枝さん(1927~2021)は、1956(昭和31)年に知里真志保と結婚、その頃から夫・真志保の導きもありアイヌ文化の調査の道に進み、各地のアイヌの人々との交流を続け、口承文芸や衣食住に関する生活文化に多くの業績を遺しました。日本口承文芸学会では、北海道・東北支部の理事を務め、アイヌ口承文芸の研究を独自の視点で切り開き、後進の育成に尽力しました。
ゆかりの人々との関わりなどを交えながら、その足跡の一端を紹介します。

クローズアップ展示4
新しく仲間入りしたアイヌ民族に関する資料たち
2022.12.17(土) - 2023.04.13(木)




近年、北海道博物館に寄贈されたアイヌ民族に関連する資料について紹介します。博物館資料に新しく仲間入りしたモノたちのお披露目です。

クローズアップ展示5
職人の道具と技術
2022.12.17(土) - 2023.04.13(木)




北海道では、1950年代後半からの高度経済成長の時代に自動車や動力機械が普及しますが、それまではさまざまな場面で馬が活躍していました。馬が持つ力強さとスピードは、人びとの生産活動や日々のくらしを大きく支えていました。特に馬がひく「そり」は、冬の交通や運搬には欠かせない道具でした。ここでは、馬そり職人の道具と技術を紹介します。

クローズアップ展示6
あっちこっちマッチ ~マッチのデザインををめぐる旅~
2022.12.17(土) - 2023.04.13(木)




お店の宣伝もかねて配られるマッチ。その箱には、お店ならでは、あるいは地域、その時代ならではのデザインがあしらわれています。当館所蔵のマッチ箱のデザインから、あっちこっちに行った気分を味わってみませんか?

クローズアップ展示7
アライグマの骨、全部見せます
2022.12.17(土) - 2023.04.13(木)




野幌森林公園にも生息しているアライグマ。道内ではすっかりおなじみになりましたが、北米原産で繁殖力が高く、既存の生態系や人の生活に大きな影響を及ぼすため、特定外来生物に指定されています。 アライグマは歩き方や手のかたちなどがイヌ科と違います。今回は昨年に引き続きアライグマ1頭分の骨格標本をすべて並べてみました。骨に隠れたたくさんの情報をじっくり探してみてください。

次回予告

  • クローズアップ展示1
    描かれたアイヌ民族のサケ漁—小玉貞晨筆『蝦夷国魚場風俗図巻』—
    2023.04.14(金) - 06.15(木)

    地引き網を用いてのサケ漁や、筋子づくりなど、蝦夷地に住むアイヌ民族の漁場でのサケ漁の場面を描いた絵巻物『蝦夷国魚場風俗図巻』を展示します。

  • クローズアップ展示2
    新選組の元幹部隊士 永倉新八
    2023.04.14(金) - 06.15(木)

    江戸時代おわりごろの京都で、幕府に敵対する志士などをとりしまった新選組。その幹部隊士の一人であった、永倉新八ゆかりの資料について紹介します。

  • クローズアップ展示3
    アイヌ語学習教材のいろいろ
    2023.04.14(金) - 08.10(木)

    国連は、2022~32年の10年間を「国際先住民言語の10年」と定めました。これまでのアイヌ語学習の教材と、それぞれの工夫を振り返りながら、アイヌ語学習のこれまでと現在を紹介します。

  • クローズアップ展示4
    北海道博物館が所蔵するトンコリ(五弦琴)
    2023.04.14(金) - 08.10(木)

    樺太アイヌの楽器「トンコリ」の蔵出しです。今回は、鷹部屋福平『アイヌの生活文化』(1942)に掲載されている写真のトンコリと同じものか? と目される当館の資料を紹介します。

  • クローズアップ展示5
    岩手県から北海道へ渡った神楽
    2023.04.14(金) - 08.10(木)

    100年ほど前に岩手県から北海道へ移り住んだ人びとが伝えた神楽について、権現様という獅子頭、神楽面、神楽台本などをもとに紹介します。

  • クローズアップ展示6
    たくぎん(北海道拓殖銀行)
    2023.04.14(金) - 08.10(木)

    1900(明治33)年4月に営業を開始し、1998(平成10)年に看板を下ろした「たくぎん」(北海道拓殖銀行)。さまざまな「たくぎん」資料群のなかから、高度経済成長期の北海道の経済や産業、人びとのくらしと関係の深いものを紹介します。

  • クローズアップ展示7
    野幌森林公園の植物を調べる
    2023.04.14(金) - 08.10(木)

    博物館のある野幌森林公園は、豊かな森林として古くから知られています。当館ではこの森林公園の「生き物リスト」をつくるための調査を続けています。その成果のうち、植物について紹介します。