展示

過去のクローズアップ展示

クローズアップ展示4
【特別展関連】アイヌ口承文芸のなかの虫たち
2022.04.15(金) - 09.29(木)




アイヌの口承文芸にはいろいろな動物たちが出てきますが、そのなかには虫たちも登場します。物語のなかで、虫たちはどのように描かれているでしょうか。今回は、映像や絵本などで取り上げられているものをご紹介します。

クローズアップ展示5
岩手県から北海道へ渡った神楽
2022.04.15(金) - 08.11(木)




北海道のおまつりや行事のなかには、江戸時代から伝わる松前神楽、鹿子舞、七夕踊り、奴行列、祭ばやしなどがみられます。また、明治時代以降になると、本州などから移り住んできた人びとが、ふるさとで習い覚えた神楽や獅子舞などを新たに伝えたものもあります。これらのなかには、100年をこえて続いているものが多くみられます。しかし、近年では、後継者の高齢化や人手不足などにより、地域で伝えていくことがむずかしくなっています。

クローズアップ展示6
【特別展関連】虫と戦い、虫と親しむ
2022.04.15(金) - 09.29(木)




食べ物に寄ってくるハエや、隙あらば血を吸うカ。そんな虫たちと人は戦ってきましたが、鳴き声に季節を感じたり、子どもたちは昆虫採集に熱中したりすることも。収蔵資料から、くらしのなかで虫と人との付き合いに関わるものを紹介します。

クローズアップ展示7
【特別展関連】〈歩く宝石〉北海道のオサムシ
2022.04.15(金) - 09.29(木)




赤や青、緑色に輝くオオルリオサムシとアイヌキンオサムシ。2種ともに世界中探しても北海道とその周辺離島でしか見られない北海道固有の昆虫です。このオサムシはハネが退化していて硬い前ハネはくっついてカメの甲羅のようになっています。飛べないため、大きな山や川などがあると越えられません。そのため道内各地で少しずつ違っていて、道内各地で亜種に分かれています。北海道を代表する宝石のようなオサムシの色や形の多様性をじっくり観察してみてください。

クローズアップ展示1
松前・江差湊のにぎわい:『松前江差屛風』を読む
2021.12.18(土) - 2022.04.14(木)




北海道と本州をわける津軽海峡は、人や物の流れをさえぎる障害ではなく、行き交う船が双方をつなげる〈かけ橋〉でした。北海道南部の松前、江差、箱館には、本州からの船が往来し、それにともなってさまざまな人や物が集まりました。『松前江差屛風』(模写)は、そんな松前、江差の様子を描いたものです。大きな屛風に描かれた絵をこまかく見ていると、まちのにぎわいが聞こえてくるようです。※2月17日(木)までは『松前屛風』、18日(金)から『江差屛風』を展示します。

クローズアップ展示2
北海道へ「移住した」古文書たち
2021.12.18(土) - 2022.02.17(木)




明治時代になって北海道の開拓がはじまると、新しい生活の場を求めて、本州以南から数多くの人びとが移住してきました。移住者たちは、郷里から、使い慣れた生活道具など、さまざまなモノをたずさえてくることがありましたが、中には、先祖伝来の古文書も含まれていました。なぜわざわざ古文書をたずさえてきたのでしょうか? そこには、それまで郷里で生活をいとなんできた先祖代々の「思い」のようなものを新天地でも受け継いでいく、そんな決意が反映されているように思います。

クローズアップ展示3
久保寺逸彦のアイヌ語辞典
2021.12.18(土) - 2022.04.14(木)




久保寺逸彦(1902~1971)は、長年にわたってアイヌの口承文芸や宗教儀礼の録音や筆録を積み重ね、翻訳と訳注を付ける基礎的な研究に力を注ぎました。研究の基となった資料は、文書、音声・映像、写真、図書などと多岐にわたります。しかし、貴重な調査資料のうち、久保寺の生前に公刊されたのはごく一部です。今回は久保寺が遺した多くの資料のなかから、没後に刊行されたアイヌ語辞典と、その元になった資料をあわせて紹介します。

クローズアップ展示4
久保寺逸彦が集めた民具
2021.12.18(土) - 2022.04.14(木)




アイヌ民族の口承文芸や儀礼の研究に大きな足跡を残したことで知られる久保寺逸彦(1902~1971)。今回は、久保寺が調査の過程で集めた民具資料の中から、儀礼に関わるものを取り上げ、収集の背景とあわせて紹介します。

クローズアップ展示5
木造建築をたてる技術と道具
2021.12.18(土) - 2022.04.14(木)




2020年(令和2年)、日本で培われてきた木造建築の技術が「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」としてユネスコの無形文化遺産に登録されました。これらの技術は日本全国に広がっており、その地域独自の変化を遂げました。本展示ではその一端として、開拓の村建造物にも見られるような、明治期から昭和期にかけて北海道内の木造建造物に多く用いられた「柾葺き屋根」を取り上げ、材料製作から屋根葺き作業に至るまでの技術と道具について紹介します。

クローズアップ展示6
北海道百年
2021.12.18(土) - 2022.04.14(木)




1968(昭和43)年は、明治政府が蝦夷地を北海道と改称してから100年目に当たる年。それを記念しようと、北海道開拓記念館(当館の前身)や百年記念塔などの施設が建設され、札幌市円山競技場では記念式典が開催されました。「風雪百年輝く未来」のスローガンのもと、一連の事業は、厳しい自然環境のなかで「開拓」に尽した人たちの労苦に光を当てます。その一方で、「開拓」のかげにあった歴史に注目する声も上がりました。

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