展示

過去のクローズアップ展示

クローズアップ展示1
『蝦夷風俗十二ヶ月屛風』を読む(2)
2019.10.12(土) - 12.11(水)




幕末から明治初期にかけて活躍した絵師・平沢屛山は、アイヌの人びとと共に生活し、その姿を多くの絵に描きました。なかでも「蝦夷風俗十二ヶ月図」は、アイヌ民族の一年間の生活のうつり変わりや、場所請負制のもとで変わりつつあるアイヌの人びとの生活をさぐることができる絵です。 ここにある『蝦夷風俗十二ヶ月屏風』は、その12枚の原画の模写を屏風に仕立てたものの一部(左隻・7〜12月)です。原画の雰囲気を読みとってみましょう。

クローズアップ展示4
アイヌ語地名研究者・山田秀三の、アイヌ文化の記録や保存への関わり
2019.08.17(土) - 12.11(水)




アイヌ語地名研究の第一人者とされる山田秀三(1899-1992)は、アイヌ語やアイヌの伝統文化にも早くから関心を寄せ、自ら学ぶばかりでなく、その記録や保存、さらには継承・復興にもいち早く取り組みました。このような山田秀三の姿を、アイヌ文化伝承保存会の設立やアイヌ文化資料館開設の支援など、いくつかの活動を中心に紹介します。

クローズアップ展示5
岩手県から北海道へ渡った神楽
2019.08.17(土) - 12.11(水)




北海道には、松前神楽、しし舞、七夕踊り、奴行列、祭ばやしなど、江戸時代から伝わる行事があります。明治時代以降には、本州などから移り住んできた人びとが、ふるさとで習い覚えた神楽やしし舞なども伝えてきました。このように地域の人びとが行事で楽しむ舞や踊りを〈民俗芸能〉といいます。これらのなかには、100年以上も続いているものや、ここで紹介する岩手県からの神楽のように、すでに途絶えてしまったものもみられます。

クローズアップ展示6
たくぎん(北海道拓殖銀行)
2019.08.17(土) - 12.11(水)




1900(明治33)年4月に営業を開始した「たくぎん」(北海道拓殖銀行)。1998(平成10)年に看板を下ろすまでの約100年の歩みは、明治から平成の時代を通して、北海道の経済や産業、人びとのくらしと関係の深いものでした。ここでは、人びとのくらしにとけ込み、彩りを添えてきたノベルティグッズ(粗品、記念品)を紹介します。

クローズアップ展示7
北海道の地名にちなむ植物
2019.08.17(土) - 12.11(水)




一般に、動植物の名前には地名がつくものが少なくありません。 北海道に自生する植物にも、地域名や市町村名、山の名前など、地名やそれに類する言葉を名前に含むものがみられます。 そのほとんどは、発見された場所にちなんで名づけられたものであり、その土地の自然環境と関連していますが、実は植物の調査研究史を反映してもいます。 北海道博物館が所蔵する標本から、地名にちなむ種子植物をいくつかご紹介します。

クローズアップ展示7
アイヌ語地名研究者・山田秀三の葉書から
2019.08.17(土) - 12.11(水)




アイヌ語地名研究の第一人者とされる山田秀三(1899-1992)が各地を調査してまとめたファイルは、土地や地名の情報がぎっしり詰まった貴重な記録です。これらのファイルに、しばしば、土地のようすなどをスケッチした葉書が挟まれています。調査先でスケッチを描いて、妻・総子に送った葉書も。 これらの葉書や、毎年ゆかりの人びとに送っていた年賀状をとおして、山田秀三の地名研究や人柄の、魅力の一端を紹介します。

クローズアップ展示1
古地図・絵図からさぐるアイヌ語地名
2019.06.08(土) - 10.11(金)




北海道の地名は、その多くがアイヌ語に由来しており、アイヌ民族の歴史や文化と密接に関わるものです。アイヌ語地名研究で知られる山田秀三は、その研究に取り組むにあたり、さまざまな資料を集め、現地調査にも多くの時間を費やしました。そして調査記録をまとめたファイル、撮影写真、聞き取り記録、地図、図書などの膨大な資料をのこしました。ここでは、山田秀三ゆかりの古地図・絵図から〈アイヌ語地名〉のすがたをさぐります。

クローズアップ展示2
松浦武四郎の地図からさぐるアイヌ語地名
2019.06.08(土) - 10.11(金)




江戸時代終わりごろ、「蝦夷地」と呼ばれていた北海道を6回踏査した松浦武四郎(1818~1888)は、アイヌ民族の生活実態や蝦夷地の様子などについて、さまざまな書物や地図を残しました。そして、その中には、アイヌ語地名も詳しく書き留められています。アイヌ民族が呼ぶ地名に、その土地の地形やアイヌ民族の生活文化が色濃く反映されていることに気が付いていた武四郎は、アイヌ語の地名を知ることこそ、蝦夷地やアイヌ民族の理解につながると考えていたのです。ここでは、数多くのアイヌ語地名が記録された武四郎の地図について紹介します。

クローズアップ展示6
おままごとの世界
2019.04.13(土) - 08.16(金)




小さいけれど、本物と同じように作られたおままごとの道具たちは、世代を超え多くの人の心をときめかせてきました。これらの形や素材は作られた時代の暮らしぶりを反映し、かまどからガスコンロへ、木やブリキからプラスチックへと移り変わってきました。ここでは、1910年代から1980年代までに使われたおままごとの道具を紹介します。

クローズアップ展示7
昆虫から見る生物多様性
2019.04.13(土) - 08.16(金)




「生き物たちの北海道」が将来にわたってつづくためには、いろいろな環境があり、たくさんの種類の生き物がいることが必要です。これを〈生物多様性〉といいます。生物多様性は、ヒトが生きていくためにも欠かせないものとして、近年注目されるようになりました。ここでは、生物多様性の3つのレベルの、分かりやすい例を紹介します。

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