
鳥の骨いろいろ
展示期間: 2024.12.21(土)–2025.04.10(木)
中がカラっぽの鳥の骨には、空を飛ぶための秘密がつまっています。飛ぶというと翼に注目しがちですが、今回は胴体に焦点を当てます。胸の骨からトサカのように突き出た竜骨突起は、はばたくための強力な筋肉を支え、U字型の叉骨は、はばたきをバネのようにサポートします。さらに、骨のかたちは飛び方だけではなく、鳴き声にも関係しています。よく鳴くハクチョウとあまり鳴かないハクチョウで、骨のかたちを比べてみましょう。

<歩く宝石>北海道のオサムシ
展示期間: 2024.04.12(金)–2024.08.08(木)
北海道にはオオルリオサムシとアイヌキンオサムシという宝石のように美しいオサムシが生息しています。赤や青、緑色に輝く色や背面の様々な模様などオサムシの多様性をじっくり観察してみてください。

【特別展関連】植物名に見る「ホロムイ」の謎
展示期間: 2024.08.09(金)–2024.12.18(水)
湿原植物の中には、ホロムイソウ、ホロムイツツジなど、名前に「ホロムイ」とつく種類が7種ほどあります。幌向は、現在は岩見沢市西部の郊外を指す地名です。一見何の変哲もない土地であり、かなりローカルな地名と言えます。このような狭い地域を示す地名を冠した植物が7種もあるのは、なかなか例がないことです。 なぜこのような植物名がつけられたのでしょう? そこには、鉄道の発達と植物調査の歴史が関係しています。

標本はDNAのタイムカプセル
展示期間: 2023.12.16(土)–2024.04.11(木)
近年の技術の進歩によって、博物館などに保管されてきた生物標本から、絶滅した種など過去の情報を調べられるようになってきました。剥製や骨などの標本からどのようにしてDNAをとりだして調べているのでしょう。そして、どれくらい古い標本から、どのようなことがわかるのでしょうか。科学捜査や感染症の検査にも使われているDNA分析について紹介します。

【特別展関連】 北海道のひれあし類
展示期間: 2023.08.11(金)–2023.12.13(水)
3つの海に囲まれた北海道。その周辺には多くの海獣たちが生息し、人間社会とも関わってきました。北海道周辺に生息する海獣には、クジラやイルカなどの鯨類をはじめ、アザラシ類やラッコなどがいます。その中でも今回は鰭脚類にクローズアップ!何かと話題のトドやゼニガタアザラシ、擦文時代の遺跡から発掘された絶滅種のニホンアシカなど、「ひれあし類」とも呼ばれる仲間の頭骨を見てみましょう。

野幌森林公園の植物を調べる
展示期間: 2023.04.14(金)–2023.08.10(木)
博物館のある野幌森林公園は、明治のはじめ頃から豊かな森林として知られてきました。当館では、この森にどんな生き物がくらし、どのような生態系があるのかを調べ、「生き物リスト」をつくるための研究プロジェクトである「野幌森林公園の生物インベントリー調査」を長年にわたって続けています。 ここでは、このプロジェクトの中から、植物調査の様子や、その成果を紹介します。