
『蝦夷島奇観』写本から②:クマ祭り
展示期間: 2024.10.11(金)–2025.02.13(木)
『蝦夷島奇観』は、松前蝦夷地の旧来の風俗や習慣を後世に伝える目的で、絵図師・秦檍丸が作製した画集です。江戸時代の蝦夷地の様子、とりわけアイヌの人びとの姿や暮らしの風景を多く収めるこの作品は、「異文化」を見る人びとの関心を呼び、さまざまな画家によって模写本がつくられました。 このコーナーでは、当館所蔵の『蝦夷島奇観』模写本のなかのクマ祭りの場面を考察します。 ※12月21日(土)より展示資料の場面替えを行います。

『蝦夷島奇観』写本から①:オットセイ猟
展示期間: 2024.06.14(金)–2024.10.10(木)
『蝦夷島奇観』は、松前蝦夷地の旧来の風俗や習慣を後世に伝える目的で、絵図師・秦檍丸が作製した画集です。江戸時代の蝦夷地の様子、とりわけアイヌの人びとの姿や暮らしの風景を多く収めるこの作品は、「異文化」を見る人びとの関心を呼び、さまざまな画家によって模写本がつくられました。このコーナーでは、当館所蔵の『蝦夷島奇観』模写本のなかのオットセイ猟の場面を考察します。なお、8月9日(金)より展示資料の入れ替えを行います。

ヨイチ場所請負人林家文書の世界①
展示期間: 2024.04.12(金)–2024.06.13(木)
江戸時代にヨイチ(余市)場所の請負人を務めた林家ゆかりの文書群は、明治時代以降のものも含め「林家文書」として知られています。当館所蔵の林栴家資料はその一部をなすものです。江戸時代の「林家文書」からは、ヨイチの漁業、出稼漁民、アイヌの人たちの動きのほか、松前藩や江戸幕府のヨイチ支配のあり様などをさぐることもできます。ここでは、その一部をご紹介します。

仙台石巻漂流民が見たロシア極東—『環海異聞』をもとに—
展示期間: 2024.02.16(金)–2024.04.11(木)
江戸時代の日本では、航海中に嵐にあい、広い太平洋を行くあてもなくそのまま漂流してしまうことがしばしばありました。そのなかで運よくどこかの島へ漂着した人びとが、日本への帰国をはたすこともありました。大黒屋光太夫や仙台石巻若宮丸漂流民がその一例です。 ここでは、18世紀末にアリューシャン列島へ漂着し、現地に住むアリュートやロシア人に保護されて帰国した若宮丸漂流民の記録『環海異聞』の模写本(巻物)からロシア極東の様子をさぐります。

江戸時代終わりごろのイシカリ—村山家の文書と地図から—
展示期間: 2023.12.16(土)–2024.02.15(木)
江戸時代の村山家は、松前・蝦夷地で活躍した屈指の豪商です。3代目伝兵衛の代には、蝦夷地の場所請負などで家業の基礎を築き、その後松前城下商人の筆頭として活躍しました。 ここでは、イシカリ場所の請負人を務めた阿部屋村山家ゆかりの貴重な資料群の中から、経営に関わるいくつかの古文書やイシカリ川下流を描いた地図を紹介します。

地図に描かれた幕末のカラフト島とエトロフ島
展示期間: 2023.10.13(金)–2023.12.13(水)
江戸幕府が日本列島の北方に関心をもちはじめた18世紀末以降、さまざまな人びとが、さまざまな目的で、さまざまな地図をつくりはじめます。 このコーナーでは、従来の北方地図研究などであまり注目されてこなかった地図2点を紹介します。江戸時代終わりの1850年代につくられた「北蝦夷地嶋之図」(近藤家資料)と「エトロフ島図」(佐々木勝司家資料)を展示します。