・9月5日に北広島市において捕獲されたヒグマは、6月10日以降に野幌森林公園および周辺に出没していたヒグマと同一個体であることが、遺伝子分析により判明しました。
・現在、野幌森林公園では新たなヒグマの出没情報は確認されていませんが、今後もヒグマが出没する可能性がありますので、新たな出没情報を確認した場合は、当館のウェブサイトでお知らせします。
・公園を利用する場合には、ヒグマに関する正しい知識を持ち、ヒグマに出遭わない行動をするよう、次の点に留意願います。
公園利用者へのご注意
○音を出しながら歩いてください
ヒグマは聴覚が大変優れています。人の存在を積極的に知らせれば、人がヒグマに気づく前にヒグマの方から人との出会いを避けるように行動します。
鈴を鳴らしたり、何も持っていなくても、見通しの悪い場所で「オーイ」と声を上げたり、「パンパン」と大きく手をたたくことも効果があります。
鈴を鳴らしたり、何も持っていなくても、見通しの悪い場所で「オーイ」と声を上げたり、「パンパン」と大きく手をたたくことも効果があります。
○一人で公園に入るときは、注意が必要です
一人で行動すると静かになりがちです。特にイヤホンなど周囲の音が聞こえない状態は、ヒグマと人の双方で気づくのが遅れるおそれがあり危険です。
○薄暗いときに行動することは避けましょう
特にヒグマの活動が活発になる早朝や夕方、ヒグマが人に気付きにくい濃霧や雨の時には、不意の遭遇の可能性が高まるので、注意が必要です。
○走ったり、自転車に乗るときは、特に注意が必要です
ヒグマが人の気配に気づき、立ち去る前に、ヒグマに近づきすぎてしまい、不意の遭遇により事故を起こす可能性が高まります。自分の存在をヒグマに知らせるように、しっかり音を出しましょう。
○食べ物やゴミは必ずお持ち帰りください
ヒグマが、人間の食べ物やゴミの味を覚えると「人=食べ物を持ってくるもの」と学習し、人間に対する警戒心を忘れ、人に近づき人身事故を起こす可能性が高まることがわかっています。
他の人を危険にさらすことになるので、ジュースのパックも含め、ポイ捨てはもちろん、埋却も絶対しないでください。
他の人を危険にさらすことになるので、ジュースのパックも含め、ポイ捨てはもちろん、埋却も絶対しないでください。
○フンや足跡を見たら引き返してください
付近がヒグマの活動域である印ですので、速やかに引き返しましょう。
○フンや足跡を見た場合は、当館までご連絡ください
連絡先はこちら
ヒグマの被害に遭わないための注意について、くわしくは、北海道のウェブサイトもご覧ください。
リーフレット「あなたとヒグマの共存のために」もダウンロードできます。
※6月10日以降出没していたヒグマに関する情報は、こちらをご覧ください。
ご連絡・お問合せ先
北海道博物館 総務部総括グループ〒004-0006 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
電話:011-898-0456 FAX:011-898-2657