第15弾 どんな漢字から、どんなひらがなができたのかな?

むかしの人が書いた手紙などを「古文書」(こもんじょ)といいます。
北海道博物館でも江戸時代や明治時代の古文書を展示していますので、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
でも、この古文書、とっても読みづらいですよね。
それは、「くずし字」という、ぐにゃぐにゃと、さらさらとした文字で書かれているからです。
むかしの人は子どものころからくずし字を勉強していましたが、いま学校で勉強することはありません。
北海道博物館でも、くずし字を読みたいと考えている人向けに、「古文書講座」を行っていますが、それでもなかなか読めるようにはならないのです…。

そんなくずし字ですが、実は、いまでも私たちがふつうに使っている「くずし字」があるんです。
それは、何でしょう?
答えは、「ひらがな」です。
いまから1,000年以上前に、ある漢字をくずした形から、ひらがなが生まれました。

そこで、今回は、ひらがなにまつわる、3枚のクイズシートにチャレンジ!
まん中の部分にタテ書きで、ひらがなの元になった漢字がだんだんくずれていくようすをのせましたので、上の四角にその元になった漢字を、下の四角にその漢字から生まれたひらがなを、書いてください。
さあ、何問正解できるかな?
このクイズをとおして、少しでも、くずし字に興味をもってもらえたら、うれしいです!

  • 答えは、ひらがなの元になった漢字の一覧から探してください。
  • このシートは、北海道博物館の前身 旧北海道開拓記念館時代に開催した「土曜こども講座」で使用したテキストに修正を加えたものです。


2020年3月19日公開