展示

クローズアップ展示は総合展示室に7つある、資料や話題を定期的に入れ替えて展示するコーナーです。新たに収集した資料や、資料の劣化を防ぐために限られた期間しか展示できない貴重な資料も登場します。どうぞお見逃しなく!

ただいまのクローズアップ展示

クローズアップ展示1:松前藩家臣近藤家の古文書
展示期間:2017年12月16日(土)~2018年2月2日(金)




近藤家は、15世紀中ごろ(室町時代)に北海道南部の館主として登場し、江戸時代は松前藩の上級藩士となって活躍し、明治維新以後は教育者となった古い家柄です。近藤家資料は、全体で700件以上に及び、館主以来の系譜をもち、しばしば重職についた旧松前藩士の資料として、江戸時代の松前藩の実態等をさぐることのできるコレクションとなっています。 ここでは、当館所蔵の貴重な古文書のなかから、その一部を紹介します。

クローズアップ展示2:馬の肖像画家・畠中露山
展示期間:2017年12月16日(土)~2018年2月2日(金)




昭和のはじめごろ、現在の札幌市白石区菊水で暮らしながら、道内各地をまわって馬の絵を描き続けた畠中露山(1887~1958)。いまではほとんどその名前を耳にすることはありませんが、畑を耕したり、物を運んだりと、馬が人びとの生活に欠かせなかった時代には、お祭りで草競馬が行われる時に露山の絵の写真がプロマイド風に売られていたり、露山の絵のニセモノが出回るほど、人気を集めていました。独特のタッチで描かれた馬の絵をご覧ください。

クローズアップ展示3:祈りの造形 ―死者を悼む:荷縄―
展示期間:2017年12月16日(土)~2018年4月6日(金)




アイヌ民族の伝統的なお葬式では、亡くなった人があの世で生活するために必要な道具を準備して持たせます。今回は、そんな道具の中から荷縄を取りあげて、普段使う荷縄と比較して、共通点や違いを紹介します。

クローズアップ展示4:文字に記されたアイヌ語 ―1890年ごろの北海道庁の試み─
展示期間:2017年12月16日(土)~2018年4月6日(金)




1891(明治24)年に北海道庁から出版された『北海道蝦夷語地名解』や、1896(明治29)年から発行された縮尺5万分の1の地形図などを見ると、地名の表記に「ワㇰカ」「メㇺ」のように、当時の一般的な日本語では見られない小さなカタカナの文字が使われています。これらは、この当時、北海道庁がアイヌ語の発音を意識した表記を試みたことの影響だった考えられています。それはどのような取組みだったのでしょうか。そしてその後、どうなったのでしょうか。当時の資料から振り返ります。

クローズアップ展示5:職人の道具と技術 -馬具・蹄鉄-
展示期間:2017年12月16日(土)~2018年4月6日(金)




北海道では、昭和30年代に自動車や動力機械が普及するまで、さまざまな場面で馬が活躍していました。馬が持つ力強さとスピードは、生産活動や日々のくらしに欠かせないものでした。そのため、重要な労働力であり、大切な仲間でもあった馬には、良い道具が必要でした。ここでは、鞍などの馬具、馬の蹄を守る蹄鉄を作る職人の道具と技術を紹介します。

クローズアップ展示6:札幌の百貨店
展示期間:2017年12月16日(土)~2018年4月6日(金)




丸井今井や五番館、三越といった札幌の百貨店は、これまで多くの人々に親しまれてきました。百貨店のロゴマーク入りの品物は、一目でどこのモノかわかるだけでなく、ちょっと特別な印象を与えるものでもありました。ここでは、当館に所蔵されている百貨店のロゴマーク入りの品々を紹介します。

クローズアップ展示7:どこのウマの骨でしょう?
展示期間:2017年12月16日(土)~2018年4月6日(金)




ウマの仲間は見晴らしのよい草原で敵から逃げるために足の速さを強化してきました。ウマの祖先はイヌほどの大きさの動物だったと考えられていますが、走ることに適応する中で大きくがっしりとした体格となり、足先が長く伸びて指は中指1本だけになっています。現代のウマは北アメリカで進化して世界に広がり家畜化された種で、野生ではほぼ絶滅してしまいました。スピードを追求することで洗練されてきた骨のかたちにご注目ください。

次回予告

クローズアップ展示1

2018年2月3日(土)~4月6日(金)
ヨイチ場所請負人林家の古文書

場所請負制のもとでの漁場経営やアイヌ社会の様子などを具体的に知ることができる林家ゆかりの古文書を紹介します。
クローズアップ展示2

2018年2月3日(土)~4月6日(金)
生誕200年 旅の巨人・松浦武四郎

江戸時代おわりごろ、道内を6回踏査し、多くの記録を残した松浦武四郎。2018(平成30)年に生誕200年を迎える武四郎ゆかりの資料について紹介します。
クローズアップ展示3

2018年4月7日(土)~7月13日(金)
山田秀三とアイヌ語地名を歩く ─旭川─

アイヌ語地名研究の第一人者・山田秀三(1899~1992)が、旭川地方での地名調査の記録などをびっしりと書き込んだ、地形図やノートなどを紹介します。
クローズアップ展示4

2018年4月7日(土)~7月13日(金)
文書や絵画に見るアイヌの芸能

19世紀くらいまでの和人による文書や絵画にあるアイヌの芸能に関する記録を紹介します。現在に伝わるさまざまな演目の歴史を探るには、こうした記録も手がかりとなります。
クローズアップ展示5

2018年4月7日(土)~7月13日(金)
岩手県から北海道へ渡った神楽

100年ほど前に岩手県から北海道へ移り住んだ人びとが伝えた神楽について、権現様という獅子頭、神楽面、神楽台本などをもとに紹介します。
クローズアップ展示6

2018年4月7日(土)~7月13日(金)
懐かしのレコード

レコードの登場は、家で手軽に音楽を聞くという娯楽を生み出しました。レコードで聞いた音楽や、ジャケットのデザインには、みなさんそれぞれの思い出がつまっているのではないでしょうか。ここでは当館に所蔵されているレコードの一部を紹介します。
クローズアップ展示7

2018年4月7日(土)~7月13日(金)
「歩く宝石」オサムシ

北海道にしかいない2種のオサムシ。羽が退化して飛んで移動できないため、北海道の中でも地域ごとに姿が違っています。赤や青、緑色に輝く宝石のような色や形の多様性を、じっくり観察してみてください。