展示

クローズアップ展示は総合展示室に7つある、資料や話題を定期的に入れ替えて展示するコーナーです。新たに収集した資料や、資料の劣化を防ぐために限られた期間しか展示できない貴重な資料も登場します。どうぞお見逃しなく!

ただいまのクローズアップ展示

クローズアップ展示1:《蝦夷風俗十二ヶ月屏風》を読む(右隻:1~6月)
展示期間:2017年6月3日(土)~2017年8月4日(金)




幕末から明治初期にかけて活躍した絵師・平沢屏山は、アイヌの人びとと共に生活し、その姿を多くの絵に描きました。なかでも「蝦夷風俗十二ヶ月屏風」は、アイヌ民族の一年間の生活のうつり変わりや、場所請負制のもとで変わりつつあるアイヌの人びとの生活をさぐることができることができる絵です。ここにある「蝦夷風俗十二ヶ月屏風」は、その12枚の原画の模写を屏風に仕立てたものの一部(右隻)です。原画の雰囲気を読みとってみましょう。

クローズアップ展示2:開道の旅 ―《北海道巡教錦絵》―
展示期間:2017年6月3日(土)~2017年8月4日(金)




1870(明治3)年、当時19歳だった東本願寺第二十二代法嗣現如上人(大谷光瑩)は、新道開削と巡教のために、京都から百数十名の随員を引き連れ、ここ北海道を訪れます。7月7日に函館に入港してから、翌8月19日に帰帆するまで、44日にわたる旅を題材に、18枚揃いの錦絵がつくられます。道中の難所や珍しい景色、開削工事や布教の様子、アイヌ民族の姿や習俗をあらわす絵に、北海道の名付け親、松浦武四郎の和歌を添えるものもあります。開けゆく北海道のイメージが、明治初期の人びとに伝えられました。

クローズアップ展示3:山田秀三とアイヌ語地名を歩く ―登別―
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




北海道の地名の多くは、アイヌ語に由来します。アイヌ語地名研究の第一人者として知られる山田秀三は、昔の地図や文書を徹底して調べ、そのうえで現地を調査し、同じ地名や地形の場所を比較していくなど、科学的な調査の手法を確立しました。今回は、山田秀三がアイヌ語研究者・知里真志保とともに調査した、登別地方の資料を紹介します。

クローズアップ展示4:文字に記されたアイヌ語 -18~19世紀頃の資料から-
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




比較的古い時代の資料の中に、地名や人名などアイヌ語らしい言葉をいくつか記録した資料はありますが、意図的に単語を集めて記録した資料となると、17世紀以降からになります。18世紀から19世紀にかけては、蝦夷地に商人が進出し、さらにロシア船が出没するなど、本州の人びとのなかで蝦夷地への関心が以前よりも高まっていったこともあり、多くの資料が残されました。ここでは、江戸時代後半に出版されたアイヌ語通詞(通訳)によるアイヌ語初の辞書など、18世紀から19世紀のアイヌ語資料を紹介します。

クローズアップ展示5:岩手から北海道へ渡った神楽
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




北海道には、松前神楽、しし舞、七夕踊り、奴行列、祭ばやしなど、江戸時代から伝わるおまつりがみられます。また、明治時代以降になると、本州などから移り住んできた人びとは、ふるさとで習い覚えた神楽やしし舞などを伝えてきました。このように、人びとが地域の行事で楽しむ舞や踊りを〈民俗芸能〉といいます。これらのなかには、100年以上も続いているものもありますが、後継者の高齢化や人手不足などにより、伝えていくことがむずかしくなっています。

クローズアップ展示6:札幌オリンピック
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




1972(昭和47)年2月3日、札幌オリンピックが開幕しました。アジアで初めての冬のオリンピック。実は、1940(昭和15)年の冬のオリンピックが札幌で開催されると決まっていたのですが、戦争のために返上され、幻に終わっていました。オリンピックは札幌と北海道が世界の人びとと出あう機会になりました。また、競技施設のほか、オリンピックに向けて造られた地下鉄や道路、橋などは、今の札幌にとって欠かせないものになっています。

クローズアップ展示7:北海道のカタツムリのいろいろ
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




ひとくちに「カタツムリ」と言っても、たくさんの種類がいます。北海道だけでも、殻の直径が4センチを超える大型のエゾマイマイから、1ミリ以下のものまで、その数は60種以上になります。森の落ち葉の下には、よーく目を凝らさないと見えないような、小さな小さなカタツムリが何種もくらしています。また、カタツムリの仲間は移動が苦手なため、同じ種類でも場所ごとに独自に進化して、色や形が大きく違っている場合もあります。