展示

クローズアップ展示は総合展示室に7つある、資料や話題を定期的に入れ替えて展示するコーナーです。新たに収集した資料や、資料の劣化を防ぐために限られた期間しか展示できない貴重な資料も登場します。どうぞお見逃しなく!

ただいまのクローズアップ展示

クローズアップ展示1:巻物を読む 蝦夷国魚場風俗図巻/蝦夷風俗絵巻
展示期間:2018年4月7日(土)~7月13日(金)




巻物とは、絹や紙などをのりでつなぎ合わせ、最後から最初に向かって巻きこんだもので、書誌学では「巻子本」とよんでいます。江戸時代の蝦夷地に関する巻物には、海岸の地形やアイヌの風俗などを絵に描いたものが多く残されています。ここでは、当館の妻沼コレクションに含まれるアイヌの人たちを描いた巻物を2つ紹介します。

クローズアップ展示2:新選組の元幹部隊士 永倉新八
展示期間:2018年4月7日(土)~5月25日(金)




新選組は、幕末の京都で江戸幕府に敵対する浪士たちを取り締まった、幕府お抱えの剣客集団です。その幹部隊士の一人、永倉新八(1839~1915)は、江戸で働いていた松前藩家臣の次男として生まれ、明治維新後は松前藩の医者・杉村家の聟養子となって杉村義衛と名前を変えるなど、北海道にゆかりの深い人物です。多くの幹部隊士が幕末から明治維新期の動乱のなかで命を落としましたが、大正時代まで生きた永倉は、新選組の活動を後生に語り継いだ生き証人といえます。

クローズアップ展示3:山田秀三とアイヌ語地名を歩く ―旭川―
展示期間:2018年4月7日(土)~7月13日(金)




北海道の地名の多くは、アイヌ語に由来します。 アイヌ語地名研究の第一人者として知られる山田秀三(1899~1992年)は、昔の地図や文書を徹底して調べ、そのうえで現地を調査し、同じ地名や地形の場所を比較していくなど、科学的な調査の手法を確立しました。 今回は、山田秀三がアイヌ語研究者・知里真志保(1909~1961年)らとともに調査した、旭川地方の資料を紹介します。

クローズアップ展示4:文書や絵画に見るアイヌの芸能 -早坂文嶺筆 蝦夷島奇観-
展示期間:2018年4月7日(土)~7月13日(金)




比較的古い時代の資料の中に、アイヌの風俗を描いたとされる資料はありますが、実際に「蝦夷地」に訪れて描いたことが確かな資料となると、19世紀以降からになります。その中でも特に学術的な信頼性が高い資料として『蝦夷島奇観』があります。作者の秦檍麿(1760~1808)は幕府の蝦夷地探索の一員として1798(寛政10)年から数回にわたり「蝦夷地」を訪れた人物です。蝦夷地への関心が以前よりも高まっていったこともあり、彼が描いた『蝦夷島奇観』は多くの絵師によって模写されました。ここでは、当館が所蔵する早坂文嶺(1797~1867)が写した『蝦夷島奇観』に描かれたアイヌの歌や踊りについて紹介します。

クローズアップ展示5:岩手県から北海道へ渡った神楽
展示期間:2018年4月7日(土)~7月13日(金)




北海道には、松前神楽、しし舞、七夕踊り、奴行列、祭ばやしなど、江戸時代から伝わる行事があります。明治時代以降には、本州などから移り住んできた人びとが、ふるさとで習い覚えた神楽やしし舞なども伝えてきました。このように地域の人びとが行事で楽しむ舞や踊りを〈民俗芸能〉といいます。これらのなかには、100年以上も続いているものや、ここで紹介する岩手県からの神楽のように、すでに途絶えてしまったものもみられます。

クローズアップ展示6:懐かしのレコード
展示期間:2018年4月7日(土)~7月13日(金)




レコードの登場は、家で手軽に音楽を聞くという娯楽を生み出しました。レコードで聞いた音楽や、ジャケットのデザインには、みなさんそれぞれの思い出がつまっているのではないでしょうか。ここでは1960~80年代を中心とした懐かしいレコードを紹介します。

クローズアップ展示7:「歩く宝石」オサムシ
展示期間:2018年4月7日(土)~7月13日(金)




赤や青、緑色に輝くオオルリオサムシとアイヌキンオサムシ。2種ともに世界中探しても北海道とその周辺離島でしか見られない北海道固有の昆虫です。このオサムシはハネが退化していて硬い前ハネはくっついてカメの甲羅のようになっています。飛べないため、大きな山や川などがあると越えられません。そのため道内各地で少しずつ違っていて、多くの亜種に分かれています。北海道を代表する宝石のようなオサムシの色や形の多様性をじっくり観察してみてください。

次回予告

クローズアップ展示1

2018年7月14日(土)~12月12日(水)
古文書を読む 新着資料フラーシェム家の古文書

江戸時代蝦夷地の場所請負制に関する文書を含むフラーシェム家の古文書を紹介します。
クローズアップ展示2

2018年5月26日(土)~7月13日(金)
新選組永倉新八の養父 松前藩医杉村介庵

明治維新の後、新選組の幹部隊士の一人であった永倉新八は、松前藩医の杉村介庵の養子となりました。杉村家ゆかりの資料について紹介します。
クローズアップ展示3

2018年7月14日(土)~12月12日(水)
山人と歴史と -川村カ子トと旭川-

一人ひとりの〈人〉の生涯と地域の歴史とを通して、明治、大正、昭和・・・と続く時代を生きたアイヌ民族の、さまざまなすがたをたどります。
クローズアップ展示4

2018年7月14日(土)~12月12日(水)
仕事とくらしのうつりかわり1 毒矢の禁止、そこからの歩み

明治のはじまりとともに、アイヌ民族の暮らしも大きく形を変えてきました。いろいろな仕事やくらしの場面を例に、その歴史をたどります。
クローズアップ展示5

2018年7月14日(土)~12月12日(水)
集治監と囚人労働

囚人労働が地域開発に大きな役割を果たしたのも、「北海道らしさ」の一面です。労働現場の様子、囚人に対する教誨(きょうかい)活動などについて、改めて紹介します。
クローズアップ展示6

2018年7月14日(土)~12月12日(水)
「北海道百年」

1968(昭和43)年は、明治政府が蝦夷地を北海道と改称してから100年。北海道開拓記念館(当館の前身)や百年記念塔などの施設づくりや、札幌市円山競技場で開催された記念式典にちなむあれこれの品物を紹介します。
クローズアップ展示7

2018年7月14日(土)~12月12日(水)
「生き物たちの北海道」の150年

過去150年、北海道の自然は大きく姿を変えました。いなくなった生き物。減った生き物。増えた生き物や新たに入ってきた生き物もいます。北海道の150年について、生き物をとおして紹介します。