展示

クローズアップ展示は総合展示室に7つある、資料や話題を定期的に入れ替えて展示するコーナーです。新たに収集した資料や、資料の劣化を防ぐために限られた期間しか展示できない貴重な資料も登場します。どうぞお見逃しなく!

ただいまのクローズアップ展示

クローズアップ展示1:《松前屏風》を読む
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年6月2日(金)




北海道と本州を分ける津軽海峡は、人や物の流れをさえぎる障害ではなく、船によって双方がつながる〈かけ橋〉でした。本州の船がさかんにやってきた松前には、さまざまな人や物が集まり、人びとが生き生きと交易を行っていました。この《松前屏風》は、18世紀中ごろの松前湊の様子をえがいたものです。たくさんの船や、まちで動きまわる人びと。こまかく見ていると、まちのにぎわいが聞こえてくるようです。

クローズアップ展示2:新選組の元幹部隊士 永倉新八
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年6月2日(金)




新選組は、幕末の京都で江戸幕府に敵対する浪士たちを取り締まった、幕府お抱えの剣客集団です。その幹部隊士の一人、永倉新八(1839〜1915)は、江戸で働いていた松前藩家臣の次男として生まれ、明治維新後は松前藩の医者・杉村家の聟養子となって杉村義衛と名前を変えるなど、北海道にゆかりの深い人物です。多くの幹部隊士が幕末から明治維新期の動乱のなかで命を落としましたが、大正時代まで生きた永倉は、新選組の活動を後生に語り継いだ生き証人といえます。

クローズアップ展示3:山田秀三とアイヌ語地名を歩く ―登別―
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




北海道の地名の多くは、アイヌ語に由来します。アイヌ語地名研究の第一人者として知られる山田秀三は、昔の地図や文書を徹底して調べ、そのうえで現地を調査し、同じ地名や地形の場所を比較していくなど、科学的な調査の手法を確立しました。今回は、山田秀三がアイヌ語研究者・知里真志保とともに調査した、登別地方の資料を紹介します。

クローズアップ展示4:文字に記されたアイヌ語 -18~19世紀頃の資料から-
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




比較的古い時代の資料の中に、地名や人名などアイヌ語らしい言葉をいくつか記録した資料はありますが、意図的に単語を集めて記録した資料となると、17世紀以降からになります。18世紀から19世紀にかけては、蝦夷地に商人が進出し、さらにロシア船が出没するなど、本州の人びとのなかで蝦夷地への関心が以前よりも高まっていったこともあり、多くの資料が残されました。ここでは、江戸時代後半に出版されたアイヌ語通詞(通訳)によるアイヌ語初の辞書など、18世紀から19世紀のアイヌ語資料を紹介します。

クローズアップ展示5:岩手から北海道へ渡った神楽
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




北海道には、松前神楽、しし舞、七夕踊り、奴行列、祭ばやしなど、江戸時代から伝わるおまつりがみられます。また、明治時代以降になると、本州などから移り住んできた人びとは、ふるさとで習い覚えた神楽やしし舞などを伝えてきました。このように、人びとが地域の行事で楽しむ舞や踊りを〈民俗芸能〉といいます。これらのなかには、100年以上も続いているものもありますが、後継者の高齢化や人手不足などにより、伝えていくことがむずかしくなっています。

クローズアップ展示6:札幌オリンピック
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




1972(昭和47)年2月3日、札幌オリンピックが開幕しました。アジアで初めての冬のオリンピック。実は、1940(昭和15)年の冬のオリンピックが札幌で開催されると決まっていたのですが、戦争のために返上され、幻に終わっていました。オリンピックは札幌と北海道が世界の人びとと出あう機会になりました。また、競技施設のほか、オリンピックに向けて造られた地下鉄や道路、橋などは、今の札幌にとって欠かせないものになっています。

クローズアップ展示7:北海道のカタツムリのいろいろ
展示期間:2017年4月8日(土)~2017年8月4日(金)




ひとくちに「カタツムリ」と言っても、たくさんの種類がいます。北海道だけでも、殻の直径が4センチを超える大型のエゾマイマイから、1ミリ以下のものまで、その数は60種以上になります。森の落ち葉の下には、よーく目を凝らさないと見えないような、小さな小さなカタツムリが何種もくらしています。また、カタツムリの仲間は移動が苦手なため、同じ種類でも場所ごとに独自に進化して、色や形が大きく違っている場合もあります。