おしらせ

[京都]企画展「日本文化を育んだ自然」

2016.11.08 (火)

 

北海道博物館を含む全国の自然史系博物館8館で構成する「自然史レガシー継承・発信実行委員会」では、京都の市街地にある町屋で、自然史標本を主役とした企画展を開催します。
舞台となる「花洛庵」は、伏見奉行・小堀遠州の屋敷を移築した歴史的建造物で、京都市指定文化財ともなっている、趣のある京町家です。
ここに、各博物館から持ち寄った自然史標本を、日本文化との多面的な関わりを軸に展示します。
期間中、京都にいらっしゃる方は、ぜひお立ち寄りください。

 

企画展の主旨

 

わたしたちの生活は自然の恩恵なしには成り立ちません。衣食住の素材といった直接的な恩恵に加えて、自然の美しさから受ける審美的な影響が、日本文化の発展に大きく寄与してきました。
今回、全国の自然史系博物館8館が協力して、京都に残る伝統文化や歴史遺産を自然史科学の観点から捉えなおし、文化を支えた日本の自然をテーマとした企画展を京都市中京区の花洛庵で開催します。
有力戦国武将着用との伝承がある揚羽蝶文様で鳥の羽をまとった陣羽織(花洛庵所蔵)のミステリー、日本庭園の苔やシダの多様性、着物や絵画に登場するツルの紹介など、多様な生物や化石を町屋の空間を活かして展示します。
また、関連講座やミュージアムショップもあります。皆様のご来場をお待ちしております。

開催概要

 

【会 期】平成28年11月19日(土)~12月4日(日)
【時 間】10:00~18:00(入場は17:30まで)
【会 場】花洛庵(京都市中京区油小路通四条上ル藤本町)
【観覧料】500円(中学生以下 無料)
【備 考】会場にはトイレ、駐車場はございません。ご来場の際にはこれらの点をご理解の上、公共交通機関等をご利用ください。入場者多数の場合は入場制限を行うことがあります。

主な展示品

 

陣羽織(花洛庵所蔵、戦国武将着用との伝承あり)、陣羽織制作に用いられた鳥の本はく製、MossLight-LED、丹波竜復元模型、、コウノトリとタンチョウのはく製 ほか多数

くわしくは、下のリンクより企画展ウェブページ(「人と自然の博物館」ウェブサイト内)をご覧ください

主催

 

自然史レガシー継承・発信実行委員会
(兵庫県立人と自然の博物館(事務局)、北海道博物館、栃木県立博物館、橿原市昆虫館、三重県総合博物館、大阪市立自然史博物館、北九州市立自然史・歴史博物館、国立科学博物館)

お問い合わせ

 

兵庫県立人と自然の博物館

企画展ウェブページ

 

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