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北海道博物館の調査研究の成果をまとめた、２冊の研究紀要を刊行しました。
どちらも、旧北海道開拓記念館、旧北海道立アイヌ民族文化研究センターの研究紀要からリニューアルし、第1号としての発行です。
判型はA4判に大型化し、表紙には掲載論文の中から選んだ写真を掲載するなど、装いも新たに、道民のみなさんに親しんでいただけるような刊行物を目指しました。 全道の公共図書館や博物館をはじめ、道外の主要な博物館・図書館等には近日中に発送しますので、ぜひお手にとってご覧ください。
また、ミュージアムショップでお買い求めいただけます。
体裁・価格等
『北海道博物館研究紀要』 A4判 本文160ページ 520円（税込）
『北海道博物館アイヌ民族文化研究センター研究紀要』 A4判 本文228ページ 640円（税込）
目次
『北海道博物館研究紀要』
| 鈴木琢也 | 擦文文化の成立過程と秋田城交易 |
|---|---|
| 杉山智昭 | 津波による水損文化財の緊急避難措置としての低酸素濃度処理法の評価 —糸状菌の活動抑制に対する効果的運用について— |
| 圓谷昂史・栗原憲一・畠 誠・加瀬善洋・大津 直・林 圭一・廣瀬 亘・鈴木明彦・添田雄二・能條 歩 | 北海道北広島市西の里から産出した貝化石（速報） |
| 堀 繁久・水島未記 | 野幌森林公園における国内外来種のツチガエルとトノサマガエルの侵入および分布拡大経過について |
| 右代啓視・鈴木琢也・竹原弘展・スコヴァティツィーナ,V. M. | 千島列島における人類活動史の考古学的研究（I） 特に北方四島の先史文化研究を中心に— |
| 舟山直治・村上孝一 | 加古川水系と由良川水系の川下、川裾、川濯信仰の伝承 |
| 青柳かつら | 高齢者と協働するナレッジ活用型地域資源学習プログラムの開発 —2015年北海道と2003年全国の博物館園対象高齢者プログラムアンケート調査結果の比較から— |
| 池田貴夫・会田理人・青柳かつら・山際秀紀・舟山直治・村上孝一・出利葉浩司・小林孝二 | 世代間対話の場としての博物館づくり —総合研究プロジェクト「モノをめぐる価値観の変遷とその多様性に関する近現代史」研究報告— |
| 杉山智昭・今津節生・鳥越俊行・赤田昌倫・小林幸雄・長田佳宏・佐々木利和 | アイヌ民族文化財のX線CTによる現況調査(II) |
| 添田雄二・青野友哉・永谷幸人・渡邊剛・渋谷綾子・甲能直樹 | 小氷期最寒冷期と巨大噴火・津波がアイヌ民族へ与えた影響I |
| 田村雅史・出利葉浩司 | 北海道博物館における言語展示への試み（報告） —総合展示第2テーマに設置した「アイヌ語ブロック」を中心に— |
| 会田理人 | 『樺太日日新聞』掲載コンブ関係記事 —目録と紹介（1923-29年）— |
『北海道博物館アイヌ民族文化研究センター研究紀要』
| 直川礼緒 | 日本の博物館収蔵の樺太（サハリン）アイヌの金属製口琴 |
|---|---|
| 大坂 拓 | アイヌの儀礼用冠について ―北海道大学植物園・博物館所蔵資料の検討― |
| 遠藤志保 | アイヌ口承文学に見られる表現omommomoに関する一考察 ―沙流地方の英雄叙事詩を中心に― |
| 大谷洋一 | アイヌ口承文芸「散文説話」 ―河童に助けられた男の物語― |
| 大坂 拓 | 北海道乙部町伝世の木綿衣ほか ―平成27年度新収蔵資料の紹介― |
| アイヌ文献目録編集会（小川正人・黒井茂） | アイヌ文献目録 2000〜2009（その2） 〈雑誌・逐次刊行物編〉 |
この件に関するお問い合わせ
北海道博物館 社会貢献グループ 011-898-0456