おしらせ

休館からの再開にあたって

2018.09.11 (火)

休館からの再開にあたって

 

この度の台風及び地震によって被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。当館はこれまで、近隣の札幌市や江別市、北広島市などの皆様をはじめ、北海道の各地そして道外の各地から、大勢のお客様をお迎えして参りました。皆様のご無事を心より祈念いたします。

 

当館でも、停電ならびに被害状況の確認等のため、去る9月6日より臨時休館としておりましたが、幸いにも館の建物ならびに展示等に今のところ大きな損傷が確認されていないこと、エレベーター等の施設の運用も可能になったこと等から、9月9日(日)をもって、隣接する「北海道の開拓の村」「野幌森林公園自然ふれあい交流館」とともに、再開することといたしました。

 

ただし、館の周辺では、台風による甚大な被害が見られ、特に当館に通じる道路や周辺の遊歩道等では、引き続き余震等による倒木や落下物等の危険がございます。
このため、やむを得ず、これらの道路を含む多くの区域を立入り禁止とさせていただいております。立入り禁止の措置につきましては、安全が確認できた区域から順次解除できるようつとめておりますが、解除までは早くても数日を要し、区域によってはより長期に及ぶことも考えられます。
この他にも、節電対策や物流事情等により、館内の施設の利用や行事におきまして、部分的に制約が生じることもありえます。
皆様には、種々のご不便をおかけすることになり、まことに申し訳ないことでございますが、現在の諸事情にかんがみ、しばらくのご猶予をお願いいたします。
なお、立入り禁止区域の変更その他新たな動きがありました場合は、当館のウェブサイトやツイッター等により、速やかにお知らせいたします。

 

最後になりましたが、当館の安否にお気遣いをいただいた方々、当館ご利用のご予約についていち早くご連絡をいただいた各地の学校等の方々、そして被災からの復旧に様々なご尽力・ご支援をいただいている方々にあつくお礼申し上げますとともに、皆様には、今後とも当館をぜひご利用下さいますよう、お願い申し上げます。

 

 

2018(平成30)年9月11日

北海道博物館長 石森秀三

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