三等客車のなかをのぞいてみよう

三等客車のなかをのぞいてみよう
客車の暖房には、電熱やスチーム暖房が普及するまで、ダルマストーブやタコストーブなどと呼ばれた石炭ストーブが使われました。このようなストーブ客車は、北海道では1892(明治25)年の冬から使われ始めて、おおよそ80年の間、乗客に親しまれてきました。石炭の補充には、デレッキ、十能、石炭箱の三種の神器が使われました。一方、床にある穴は、掃除の際の掃き出し口でしたが、乗客の中には痰壺として使う人もいたようです。
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