第9弾 むかしの教科書で工作をしてみよう!

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1943(昭和18)年、いまから80年ほど前に使われていた、小学3年生用の工作の教科書です。今回は、その中から、「村」と「コマ」について紹介します。

【村】
まず、いろいろなおうちや建物をつくって一つの村をつくりましょう、という説明があります。カタカナで書かれているところが「むかし」っぽいですよね。
そして、「ニカイノ家」として、二階だてのおうちの設計図(せっけいず)があります。A4かA3サイズの紙にプリントして、ハサミやカッターで切り、のりづけすれば、すてきなおうちが完成します。好きな色をぬって、自分だけのおうちをつくってみましょう!
たくさんのおうちをつくれば、自分だけの「村」ができますよ。
*実線は切り取り線、点線は折り線をあらわしています。
*「90」や「130」という数字の単位はミリで、当時実際に授業でつくった時の寸法です。ただし、紙にプリントしたものをつかう場合、この長さは気にしなくて大丈夫です。

【コマ】
まるく切った厚紙を重ねて、竹の心棒(しんぼう)を通してコマをつくりましょう、という説明があります。
そして、コマの設計図(せっけいず)がのっています。設計図では直径が60ミリになっていますが、家にある材料をつかって、大きさも自由に、自分だけのコマをつくってみましょう!
どんな色をぬるかによって、回した時の色が全然かわって見えますよ。
*心棒は、竹ひごなど、家にある材料で代用できます。

  • もともとの資料は、文部省教科書『初等科工作 一』(1943(昭和18)年刊)[北海道博物館蔵]です。

2020年3月12日公開