北海道博物館について

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森のちゃれんが・北海道博物館は、北海道の自然・歴史・文化を紹介する北海道立の総合博物館です。自然環境と人とのかかわりや、アイヌ民族の文化、本州から渡ってきた移住者のくらしなどを調査・研究し、北海道民の貴重な宝である資料を収集・保存し、展示や教育、イベント・事業などを行っています。

館長あいさつ

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北海道博物館(愛称:森のちゃれんが)は、北海道開拓記念館(1971年開館)と道立アイヌ民族文化研究センター(1994年開所)を統合し、2015年4月に開設されました。2つの機関の伝統と優れた業績を受け継ぐ、北海道を代表する「総合博物館」として、2025年(令和7年)で10周年を迎えました。

当館は、北海道の中核的博物館として地域の博物館などと連携するとともに、約30名の学芸員・研究職員を擁する研究博物館として専門的・総合的研究の成果を活かし、多様な学びのニーズに対応する機能の強化を図ってまいります。また、アイヌの歴史や有形・無形の文化に関する専門的研究において世界に誇るべき総合博物館として、アイヌ文化の振興と多文化共生社会の実現に寄与してまいります。さらに、文化観光拠点施設としての役割も重視しながら、地域の活性化に貢献してまいります。

当館では、北海道の自然・歴史・文化を物語る5つの分野からなる総合展示を常設するとともに、特別展や様々な企画展を開催しています。北海道の過去・現在と出会い、共に未来を語り合える場として、これからもより多くの方々が安心・安全にご利用いただける魅力ある施設づくりに努め、皆さまのご来館をお待ちしております。

北海道博物館長 荒 川 裕 生

北海道博物館開設までのあゆみ

1971

昭和46年

北海道開拓記念館 開館

北海道百年記念事業の一つとして1971(昭和46)年に開館しました。開館以来、北海道開拓のなかで産み出された文化財を中心にさまざまな歴史資料を収集保存、調査研究し、それらを体系的に整えるとともに、常設展示を核とする展示活動や教育普及の諸事業を通して、北海道の歴史と先人の遺産を後世に伝える役割を果たしてきました。

1994

平成6年

北海道立アイヌ民族文化研究センター 開設

アイヌの人びとが長い歴史のなかで育んできた貴重な文化の調査研究と、その成果の普及などを設立目的としており、アイヌ文化のなかでも、無形文化として受け継がれてきた「言語」「芸能」「生活技術」、そしてこれらの理解に欠かせない「歴史」について現地調査を進めるとともに、関係する文献や録音・映像資料などの収集・保存と、その整理・分析・公開を進めてきました。

2015

平成27年

北海道博物館 開館

「北海道開拓記念館」と「北海道立アイヌ民族文化研究センター」、2つの道立施設が統合し、森のちゃれんが・北海道博物館が開館。

統合前の北海道開拓記念館の活動につきましては、要覧をご覧ください。

アイヌ民族文化研究センター

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北海道立アイヌ民族文化研究センターは、アイヌの人びとが長い歴史のなかで育んできた貴重な文化の調査研究と、その成果の普及などを目的として1994(平成6)年に開設しました。アイヌ文化のなかでも、無形文化として受け継がれてきた「言語」「芸能」「生活技術」、そしてこれらの理解に欠かせない「歴史」について現地調査を進めるとともに、関係する文献や録音・映像資料などの収集・保存と、その整理・分析・公開を進めてきました。
そして、アイヌ文化に関する理解が深められるよう、その成果を公表するとともに、 講演会の開催や伝承・研究活動の支援などを行ってきました。

現在は開拓記念館と組織統合して「北海道博物館」となりましたが、その内部組織「アイヌ民族文化研究センター」としてこれまでの役割と機能を継続し、アイヌ文化に関する調査研究、展示などの事業の充実に努めています。

  • 旧北海道立アイヌ民族文化研究センターの活動につきましては、年報およびウェブサイト(更新停止中)をご覧ください。