おしらせ

エントランス展示:北広島マンモス復活プロジェクト

2016.07.27 (水)
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博物館へ入ると、いきなり大きなマンモスゾウがお出迎え。

現在、当館エントランスには、大きなマンモスゾウの生態復元模型が展示されています。これは、北海道博物館とエコミュージアムセンターとの共催で実施した「北広島マンモス復活プロジェクト」で制作しました。

このプロジェクトは、700名以上の北広島市民のみなさんとともに、マンモスゾウの実物大模型2体(大人と子ども)を制作・展示する一大プロジェクトです。

道内5つのジオパークで旅することができる時間は、1億年前から現在までの一億年時間旅行。今回の特別展では、北海道から産出する様々な時代の古生物たちをたくさん展示します。その中の1つが、今回制作するマンモスゾウです。

札幌近郊にある北広島市は、日本で唯一、古型マンモスゾウとケナガマンモスゾウの化石が発見されており、さらに2014年には北海道博物館らとの共同研究によって約4万5千年前の北広島市周辺でケナガマンモスゾウとナウマンゾウが共存していた可能性が明らかになるなど、現在ゾウ化石に関して日本で最も新しくかつ重要な情報を発信している地です。

そこで、今回の特別展に合わせて、スタイロフォーム製の実物大マンモスゾウ「北広島マンモス」を北広島市民のみなさんと一緒に制作・展示しました。展示をより魅力的にするだけでなく、同市内で発見されているゾウ化石の重要性を普及・還元するとともに、広く生涯学習に活用するプロジェクトです。

ぜひ、この機会に大迫力のマンモスゾウをご覧下さい。

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スタイロフォームと呼ばれる発泡プラスチックと植物の繊維でつくられています。

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かわいい子マンモスゾウもいます。


【共催】北海道博物館、北広島市エコミュージアムセンター
【協力】ダウ化工株式会社
【模型の大きさ】全長約4.6mの実物大(下記写真イメージ)
【制作期間】~6月末まで
【展示場所および期間】
(1)北海道博物館:特別展開催期間中(7月9日~9月25日)の1階エントランスホール
(2)北広島市エコミュージアムセンター:12月~、『北広島マンモス里帰り展(仮称)』
【制作場所】北広島市エコミュージアムセンター1階展示室


【制作の様子】
子どもマンモスゾウの復元制作が始まりました!
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