野幌森林公園ってどんなところ?
野幌森林公園は、貴重な天然林の保護育成と、道民への自然に親しむ休養の場の提供を目的に、北海道百年記念事業の一環として、1968(昭和43)年、道立自然公園に指定されました。2,053haの面積のうち、大部分は国有林で、その一部は昭和の森・自然休養林や鳥獣保護区に指定されています。公園内には、遊歩道がはりめぐらされ、自然観察や森林浴、冬には歩くスキーなどを楽しむことができます。
どんな生き物がいるの?
野幌森林公園のなかの天然林には、温帯林から亜寒帯林への移行帯に位置する森林のようすが、比較的よく残されています。ミズナラ、カツラ、シナノキなどの温帯性の広葉樹林、トドマツを主体とする亜寒帯性の針葉樹林、これらの樹種が入り交じった針広混交林です。
公園内には、キツネ、タヌキ、ユキウサギ、エゾリス、エゾモモンガ、ヒメネズミなどの小・中哺乳動物が生息しています。
また、天然記念物のクマゲラをはじめ、フクロウ、オオルリ、キビタキ、シマエナガ、シジュウカラ、アカゲラなど、およそ140種の野鳥が見られます。オオルリオサムシ、ゲンゴロウなどの稀少な昆虫や、エゾハルゼミ、ミヤマクワガタなど子どもに大人気の昆虫も見られます。
ご利用案内
年中無休でご利用できます。
駐車場のご案内
記念塔口(百年記念塔前駐車場) 開拓の村前駐車場 |
7:00〜17:00 |
大沢口、登満別口、瑞穂口、トド山口各駐車場 | 24時間使用可 |
野幌森林公園の正面ゲート (厚別東小学校前) |
7:00〜22:00 時間外はゲートが施錠されます。 |
野幌森林公園の利用に関する注意事項
野幌森林公園においては、自然散策等の趣旨とは異なるマラソン等のイベントの開催については自然環境や生態系への影響、他の公園利用者との接触及び静穏の阻害等、公園の安全で快適な利用を妨げるおそれがあることから、ご遠慮いただいております。
公園を利用する際は、遊歩道から外れて草花を踏まないよう注意を払い、散策や自然観察のため訪れる他の公園利用者の阻害にならないよう配慮をお願いします。
野幌森林公園記念施設地区(塔前広場、博物館、開拓の村など)ではドローンの飛行を規制しています。駐車場などの指定の場所以外への車両の乗り入れや犬の連れ込みも禁止されています。
犬の散歩については、歩道、駐車場及び路側帯等の一部の指定された区域においては可能です。
自転車の利用については、歩行者に危険を及ぼさないよう減速し、注意して走行してください。
その他、公共の安全、衛生、風紀を害する行為は「北海道野幌森林公園記念施設地区管理規則」で禁止されています。
お願い
野幌森林公園全域は、道の鳥獣保護区に指定されています。野幌森林公園内では、鳥類の繁殖に配慮し、繁殖期の春先から6月中旬頃までの間、一部の区間において遊歩道の通行自粛をお願いすることがあります。
繁殖期の鳥類は、人が接近し密集することによって繁殖を放棄してしまう事があります。野生生物の保護及び自然環境の保全のため、ご理解、ご協力をお願いします。
注意
近年、鳥類の写真を撮る人が多く訪れており、密集や長時間場所を占有する行為による野生生物への影響の懸念に加え、公園利用者間のトラブルも散見されていますので、お互いマナーを守って利用されるよう配慮をお願いします。
なお、野生動物の生態に影響を及ぼす行為(野生動物に餌を与えること、著しく接近し、又はつきまとうこと)は、北海道立自然公園条例の罰則適用の対象となりますので留意してください。
周知
野幌森林公園瑞穂の池付近の瑞穂連絡線でオオスズメバチが発生し、遊歩道の一部を通行止めにしておりましたが、スズメバチの巣及び枯損木を撤去し、通行が可能となりましたのでお知らせします。(2022年10月)
自然公園ではスズメバチ等が発生することがありますので注意してください。
*道内で高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されています。
死んだ野生の鳥などの野生動物を見つけても素手で触らないでください。
百年記念塔について
今日の北海道を築いてきた人びとの苦労に感謝し、未来への限りない発展を象徴するものとして、1970(昭和45)年に北海道百年記念事業の一環で建てられました。高さは100年にちなんで100mあり、8階(高さ23.5m)には札幌市街など石狩平野を一望できる展望室が設置されていました。現在は解体工事のため周辺も含め立ち入りを禁止しています。
お問い合わせ
北海道博物館総務部総括グループ
TEL:011-898-0456