おしらせ

学芸員による研究成果報告書『博物館を拠点とした高齢者と協働する地域学習プログラム集』

2018.06.12 (火)

 

本成果報告書について

 

当館・生活文化研究グループの青柳かつら学芸主査が研究代表者となり、朝日町郷土資料室(士別市)や旭川兵村記念館(旭川市)等の皆様のご協力を得て進めてきた共同研究「博物館が高齢者と協働で行う地域学習プログラムの開発」の成果報告書が発行されました。

 

本書は、研究のモデル館である朝日町郷土資料室(士別市)と旭川兵村記念館(旭川市)の事例を中心に、高齢者と協働して実践してきた様々な地域学習プログラムを掲載しています。 近年、多くの自治体が〈地域社会の超高齢化〉〈人口減少〉等に直面しているなか、高齢者が持つ地域独自の知識を活用して地元の魅力を発信することで、社会参加を進め、異世代の「地域志向」を創出することを目指した取り組みの報告です。各地の博物館や地域活動に携わっている方々にお読みいただければと思います。

内容とPDFダウンロード

 

各章のタイトルをクリックすると、3分割されたPDFファイルがそれぞれダウンロードできます。

はじめに
I プログラム紹介:道内事例 留学生と一緒に山菜調理/昔の商工業を語る/昔の道具でお餅をつこう/昔の結婚式の思い出/グランドゴルフ・子どもの頃の遊びの思い出/地域資源マップをつくろう/集落の開拓の歴史にふれる
II プログラム紹介:道外事例 小正月の削り花をつくろう/粟餅をつくろう/年中行事「馬っこつなぎ」/お話ひろば「冬休みの思い出」/集落散策:地域資源を探索しよう
III 高齢者プログラムに関する博物館園アンケート調査結果
引用文献・謝辞

 

本研究について

 

この共同研究は、日本学術振興会による下記の科学研究費補助金を得て実施したものです。

 

課題名:「高齢者と協働するナレッジ活用型地域資源学習プログラムの開発」
研究代表者:北海道博物館 学芸主査 青柳かつら
研究期間:2015年度〜2017年度

お問い合わせ

 

北海道博物館 生活文化研究グループ 学芸主査 青柳かつら
代表電話:011-898-0456

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